「累」と書いて「かさね」と読みます。

オススメ漫画ということで社員さんからごっそり借りたのがこの「累」という漫画です。
レンタルコミックでも棚に並べられているのを見てはいましたが、まさかこんな内容だとは思いもせず。「…思ってたんと違う」ってやつですね。
私にとってはとっても面白くて、1週間くらいかけて一気に読みました。

ちょっと非現実なファンタジー入ってますが、悲壮なまでにできうる手段を使って演劇世界に生きようとする主人公の話です。
何故なら演劇の世界でしか自分は美しくなれず、演劇の世界でしか自分の価値がないから。

あまりの醜女に生まれついてしまった主人公は、社会において「顔の美醜の差」が人生の差になることを身をもって痛いほど経験します。
そのために、他人の美しい顔になれる方法──顔を交換する方法を手に入れてから演劇という虚構の世界にのめり込みます。もともと他の追随を許さないほどの演劇の才能もあったのです。
ただし、美しい顔のままでいるにも約12時間という制限もあり、また顔の交換手段にも数々の人の死や恨みが関わっており、それが物語を少しずつ暗く染めていきます。
演劇とを主軸とした漫画と云えば、パッと思い出すのは「ガラスの仮面」でしょうか。
大学の寮に歴代先輩が置いていった漫画がたくさん積み上げられておりまして、その中に「ガラスの仮面」がありました。
ちょっと読み始めたら面白すぎて、当時睡眠時間削って読み進めていったのを覚えています。
物語という虚構の世界を現実にあるものとして演技で作り変える主人公の姿が鬼気迫るものがあって凄いなーと思いました。


他には、手塚治虫さんの「七色いんこ」。高校の図書室に置いてあった手塚治虫さんの漫画「ブラック・ジャック」を読んで他の作品も読んでみたいと思い、出会った漫画です。
これは主人公は演劇の天才と謳われているものの、常に「主役の代役」として出演します。完璧に演じて見せ、共演者の心も観客の心もわし掴みにしていくのですが、同時に観客の身に着けている宝石など、高価なものが消えていくというアルセーヌ=ルパン的な事件も起こります。

最近読んだ中では「ドメスティックな彼女」が後半、主人公が小説書きから演劇の世界へと関わっていくストーリーになっていて、人間関係に翻弄されながらも人を感動させる脚本や演技というものを主人公が追求しようとする姿勢が伝わってきました。これはまだ読破してない漫画なので、続きが楽しみです。

話を戻しまして、演劇主軸の漫画はいろいろあるけれども、この「累」には現代ならではのコマ割りや画の見せ方、そして力強い表現力もあって一気に漫画に引き込まれていきました。
最後の方で明らかになる、どんでん返しとなる「えっ!?」というの驚きの内容もありまして、なかなか完成度の高い漫画なのではないかと思いました。

それにしても…。

私の中でこの漫画を読んでいたことの一番の衝撃は。


「え、なんで最終巻の14巻がないの??」


でした。借りたのが1巻から13巻までという衝撃。
途方もないです。(笑)
これが夢なら醒めて欲しいんですけれども!
そんなわけで今週末、子供の授業参観に行った後にレンタルしてきます!!

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天宮胡蝶管理人による、日常の出来事をおもむくままに綴ったり、時にはイラストなどをも載せたりするブログです。



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